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集中豪雨や台風による断水や停電へ備えておきましょう

近年、台風や大雨などの気象災害が多発しており、しばしば大きな被害をもたらしています。
大規模な災害が発生すると、電気やガス、水道といったライフラインが寸断され、復旧までに時間を要することで、日常生活に支障をきたす恐れがあります。
ライフラインが止まってしまった時に困ることがないように、日頃から「もしも」を意識して、万全の備えをしましょう。

1.断水への備え

災害時に備蓄が必要な水の量は、大人1人あたり1日3リットル、3日分9リットルが目安とされています。 この量は飲料用や食事用など飲料水として必要となる量で、この他、手洗いや調理後の洗い物、トイレの排水などに用いる生活用水も必要となります。
夏場は体調不良や脱水症状の他、感染症や食中毒などのリスクが高まるため、特に注意が必要です。

・水道水の備蓄

水道水は、塩素による消毒効果により3日程度は、飲料水として使用可能です。フタのできる清潔な容器に口もといっぱいまで水道水を入れて、しっかりとフタを閉め、直射日光を避けて、室温の低い所に保存しましょう。

・長期保存水の備蓄

保存水は、一般的なミネラルウォーターとは違い、徹底した殺菌処理を行っているため5~10年程度の賞味期限となり、長期間保存することができます。

・飲料水の備蓄

普段飲んでいるお茶や清涼飲料水、炭酸水、ジュースなども一緒に備蓄しておきましょう。それを多めに確保しておくことで、そのまま日常備蓄になります。

・生活用水の備蓄

日頃から、お風呂に水を張っておいたり、水道水を入れたポリタンクを用意するなどして備えをしておきましょう。 

2.停電への備え

停電が発生すると照明の他にも冷蔵庫・電磁調理器・エアコン・暖房・洗濯機などの生活家電が使えなくなります。
また、スマートフォンへの充電もできなくなるため、充電が切れると災害時の安否確認や連絡、災害情報の入手なども困難になります。
災害に伴う停電は、電力の復旧までに時間を要することがあるので、普段からしっかり備えておきましょう。

・「食」の備え

ガスコンロなど電気を使わない調理方法の確保、常温で長期間保存できる(半年以上を目安に)食料を備蓄する、また加熱がいらないもの、お湯が必要ないものなど調理不要な食材の備蓄といった対策が必要です。

また、栄養バランスやご家族の好みも備蓄をするうえで重要です。たんぱく質やビタミンのバランスやアレルギーのことも考えながら実際に食べてみて好みに合うものを備蓄していきましょう。
被災時はストレスとも向き合わなければなりません、日持ちするビスケットや飴、果物の缶詰など甘いものといった嗜好品も用意しておきましょう。

・「暑さ/寒さ」への備え

暑さや寒さが厳しい季節であれば、不便というだけでなく、健康を害する恐れもあります。

夏は熱中症に気を付けて体温調節のための充電式や乾電池式の扇風機や冷風機を用意しておきましょう。バッテリーや乾電池を余裕をもって準備しておくことをおすすめします。
電気を使わないものとしては、冷感タオルやウェットシートがあります。衣服は通気性の良いものを選んで備えておきましょう。

冬は保温アルミシートや、使い捨てカイロ、毛布、防寒具を用意しましょう。
石油ストーブを利用する場合は火災といった二次災害にならないよう、不安定な場所では使わない、燃えやすいものが周りにあれば取り除くといった注意が必要です。

・「夜間」への備え

夜間は明かりがないので暗いため玄関の位置がわからない、テーブルや棚などの障害物や段差が見えないなど危険です。突風などで割れたガラスなどが散乱していれば大けがをする場合もあります。リビングや寝室などに懐中電灯や足元灯を備えましょう。

・「災害情報」の確保

ラジオや予備の電池を常備しておきましょう。

もしも断水や停電になったら…ご家族で考えてみましょう

いつ自分やご家族が当事者になるかわからない自然災害。
日頃から自分ごととして防災の準備をしておくことが、大切な人を守ることに繋がります。

いざというときにご家族を危険から少しでも遠ざけるために、この機会に備えを見直してみてはいかがでしょう。

参考:厚生労働省後援「健康のため水を飲もう」推進委員会資料を加工して作成

参考:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」 を加工して作成

2022.08.01