

近年、地震や豪雨などによる自然災害が多発しています。
日頃から災害に備えておくことで、いざという時にあわてずに行動することができます。
1. 身の回りの災害リスクを調べる


◆災害リスクをハザードマップで確認
自分の住んでいる地域にどのような災害の危険性があるのかを事前に知り、自分たちが危険回避を行うにはどのような対処や事前の対策を行うべきか考えることが大切です。
自宅はもちろん、職場や学校についても調べておきましょう。
◆避難場所と避難経路の確認
ハザードマップと一緒に確認しておきたいのが、避難場所と避難経路です。
これらは各自治体や国土交通省の国土地理院のホームページなどで調べることができます。
土地の成り立ちと自然災害は密接な関係にありますので、実際にその経路が安全なのかあらかじめ確認しておきましょう。
※国土交通省ウェブサイトへ
2. 警戒レベルと取るべき行動
警戒レベルとは、災害発生の危険度と、とるべき行動を直感的にわかるよう5段階のレベルで示した情報です。それぞれの違いを理解し、いざという時に命を守る行動がとれるようにしましょう。

3. ご家族同士の安否確認方法を決める
ご家族が別々の場所にいるときに災害が発生した場合でも、お互いの安否を確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを話し合っておきましょう。災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合もあります。その際には以下のサービスを利用しましょう。
災害用伝言ダイヤル
局番なしの「171」に電話をかけると伝言を録音でき、自分の電話番号を知っている家族などが、伝言を再生できます。


災害用伝言板
携帯電話やPHSからインターネットサービスを使用して文字情報を登録し、自分の電話番号を知っている家族などが、情報を閲覧できます。


4.災害への備え


◆食料・飲料などの備蓄、十分ですか?
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、 日頃から飲料水や保存の効く食料などを備蓄しておきましょう。防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品などを備えるようにしましょう。
●1人1日3リットルを目安に3日分の飲料水


◆非常用持ち出しバッグの準備はできていますか?
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックなどに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
普段使いのバックに、最小限の防災用品を入れておくと帰宅困難時への備えにもなります。


◆備蓄品は分散して用意していますか?
肝心な時に備蓄品が使えないリスクを避けるために「分散備蓄」もおすすめです。部屋に閉じ込められた時でも備蓄品が使えるよう、寝室や子供部屋などにも収納しておくと安心です。また、車の運転中に被災することも考えられますので、車内備蓄も用意しておくとよいでしょう。
出典元
2022.05.01